■ プロジェクトの概要

東近江市に再びイヌワシを呼び戻すため、本協議会では様々な取り組みを行っています。

 

 ★ 本協議会の活動概要をまとめたパンフレットを作成しました。

 

※ 取り組み内容は随時更新予定です。

■ 取組1:生息モニタリング調査

イヌワシの生息域としてどのような環境が必要であるのかを調べるため、以下のような取り組みを行っています。

    1. 現在生息しているイヌワシペアの定期的な現地観察・行動調査

    2. 以前イヌワシが生息していた地域での生息調査

    3. 以前イヌワシが生息していた地域での、当時の行動調査結果やハンティングの記録整理・解析

→  2024年現在では、東近江市内のペアの定着は確認されていません

画像. 調査風景

■ 取組2:対象地域の森林環境調査


以前生息していた環境がどのように変化していったかを調べるため、以下のような取り組みを行っています。

(1)過去にイヌワシが利用したハンティング場所の現状確認

    • イヌワシペアのいた1974~78年のハンティング場所には伐採地が広がっていましたが、現在は植林地に覆われています。

    • 現状のままでは、イヌワシがハンティングできる空間がほとんどありません

画像. 1974-1978年(左)から現在の環境変化の様子

(2)過去にイヌワシが利用したハンティング場所の現状確認

    • ドローンを利用した植生確認調査を実施しました。

    • 現在、植生の現況調査を行っているところです。

画像. ドローン撮影した生息域周辺の植生画像(2023年撮影)

■ 取組3:全国会議への参加と情報・意見交換


このようなイヌワシの生息地の環境回復を目的したプロジェクトは、日本国内では東近江市を含めて5つ存在しています(2023年現在)。
この5地区でのプロジェクト同士を連携するネットワーク(全国会議)を2023年に発足させました。

今後は各地でのイヌワシの環境回復や保全に関する活動内容を共有しつつ、協力して事業を進めていく予定です。

画像. 南三陸プロジェクトとの意見交換会(滋賀県)
画像. 現地案内の様子
画像. 先進地プロジェクト勉強会(群馬県)
画像. 環境回復伐採地視察

■ 取組④:活動周知のための啓発資材の作成

 

本プロジェクトは、「東近江の森と人をつなぐあかね基金」の助成の一部をいただいて運営をしております。

あかね基金に助成を頂いた方々や、イヌワシの保全に関心いただいている皆様へむけて「東近江に再びイヌワシを呼び戻すプロジェクト」の活動内容について周知・発信をしております。
本サイトについても、この取り組みの一部です。

 

あかね基金についてや、本プロジェクトを支える募金については、以下のバナーからご覧ください。
(※別サイトにリンクします。)