営巣は基本的に岩棚で行いますが、時に針葉樹の大径木を使うこともあります。
巣は長年使用したものでは外径が2m、高さが1.8mにもおよびます。
滋賀では雪深い2月中旬に白色の卵を1〜2卵を産みます。
抱卵やヒナの世話は主にメスの役割で、オスはその間、メスと雛の餌も獲って運びます。
エサ動物はノウサギ、キツネ、ヤマドリ、アオダイショウなどで、行動範囲は広く、20〜60平方キロメートルにおよびます。
現在、国内の生息数は400〜500羽程度と推定されます。巣立ち出来るヒナが少なく、年々減少しています。
生息地の山岳部では、森林伐採やスキー場開発による生息環境の減少やダム建設や林道工事による影響が見られます。